FXチャートの基本中の基本「ローソク足」と「四本値」
FXには様々なチャートのタイプが存在しますが、一番ポピュラーでよく使用されると言っても過言ではないのが、「ローソク足」です。ローソク足という用語のことは知らなくても、縦長のローソクのような四角形が時系列で連なったグラフを一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。
ローソク足とは、一定期間ごとの始値・終値・高値・安値を四角と縦棒で表して時系列に並べたチャートのこと。個々のローソク足は縦長の四角いボックスを縦棒で串刺しにしたような形をしており、縦棒の上下端がそれぞれ高値と安値、ボックスの上下端がそれぞれ始値と終値(または終値と始値)になります。
そしてローソク足の4つの数値、つまり始値・終値・高値・安値をまとめて「四本値」と呼びます。四本値は、大まかなトレンドや値動きの流れなどを見極めるのにとても便利です。
テクニカル分析の定番「移動平均線」とは
テクニカル分析で使われるチャートにはたくさんの種類があり、覚えるのが大変です。テクニカル分析で活用される数あるチャートの中でも特に頻出度が高く定番なもののひとつとして、「移動平均線」があります。
移動平均線とは、ある一定の期間ごとの価格(基本的に終値)の推移を線で結んだチャートのこと。たとえば5日ごとの移動平均線であれば、当該日を含む過去5日間の終値の平均値が使われ、その推移が折れ線グラフのように毎日更新されていきます。移動平均線は全体的な相場感やトレンドの傾向を把握しやすいのが特徴で、ローソク足と併用されることも多いです。
よく聞く「サポートライン」と「レジスタンスライン」って?
海外FXのトレードを始めてからしばらく経つと、「サポートライン」や「レジスタンスライン」といったキーワードを耳にする機会が増えるかもしれません。サポートラインとは、簡単に言うと「その値段まで下がると、いつも下げ止まって反発する傾向にある価格帯のライン」のこと。サポートラインを一度割り込むと、その後一気に下落していくケースがよくあります。
もうひとつのレジスタンスラインとは、「その値段まで上がると、いつも上昇が止まって天井となっている価格帯のライン」のことです。こちらもサポートラインと同じように、一度そのレジスタンスラインを突破すると、一気に価格上昇が進むケースが多くなります。
まとめ
それでは最後に、これまで取り上げてきた内容のキーポイントを、まとめとしてリストアップしてみたいと思います。
- ローソク足とは、一定期間ごとの始値・終値・高値・安値を四角と縦棒で表して時系列に並べたチャートのこと
- ローソク足で使われる4つの値(始値・終値・高値・安値)をまとめて四本値と呼ぶ
- 移動平均線とは、ある一定の期間ごとの終値の推移を線で結んだチャートのこと
- サポートラインとは「価格がそこで下げ止まることの多い価格帯のライン」、レジスタンスラインとは「価格上昇がそこで押し戻されることの多い価格帯のライン」のこと
海外FXをするなら、たとえ苦手だとしてもいずれはチャートと向き合っていかなければなりません。チャート関連の用語はとても数が多いですが、まずは今回見てきた5つの用語を手始めとして、少しずつ自分のペースで覚えてくださいね。