海外FXのデメリット①
海外FX業者の場合、必ず信託保全しているとは限らない
海外FXの一番のデメリットは、「海外FX業者は信託保全が義務化されていない」という点でしょう。「信託保全」というのは、端的に言えば、万が一FX業者が倒産してしまった場合に、信託銀行が投資家に資金を返還してくれる仕組みのことです。
国内FXで用いられている信託保全の仕組み
国内FX業者は、日本の国内法により信託保全をすることが義務化されています。なので、仮に業者が倒産してしまったとしても、信託銀行より資金が返還されます。
一方、海外FX業者の場合、信託保全は義務化されていないので、信託保全をしていない海外FX業者も多く存在します。ですので、万が一海外FX業者が倒産してしまうと、資金が戻ってこないというケースもあり得るわけです。
ただこれは、信託保全をしていない海外業者がまったく対策をしていないというわけではありません。信託保全を行っていない場合でも、ほぼすべての海外FXの業者が「分別管理」という資金管理体制を整えており、ある程度の危機対応はなされています。
ただし分別管理は、「海外FX業者自身が、顧客の資産を別口座で管理する」という、ある意味「自主的」なシステムであり、信託銀行など外部の監査は入りません。そのため、やはり信託保全に比べると、安心感はだいぶ落ちてしまうと言えるでしょう。
海外FXで用いられている分割管理の仕組み
もちろん、海外FXでも信託保全をしている業者は存在しますから、そのようなところを選べば、このデメリットは回避できます。
ForexCSは、セーシェル金融庁から認可が下りている企業であり、「分別管理」が義務化されています。そのため、当社のお客様の資金はMCB銀行に分別管理されますのでご安心ください。
海外FXのデメリット②
海外FXだと、出金の際に割高な手数料が発生する
海外FX業者を利用した場合、FX口座からの出金は「海外送金」という扱いになります。そのため、毎回およそ2,000円〜数千円程度の比較的高額な手数料がかかってしまいます。国内FX業者だと、出金手数料は無料〜数百円程度のところがほとんどですので、やはり海外FXの出金手数料は割高だと言わざるを得ません。
また、海外送金なので、出金の手続きをしてから実際に着金するまで、数日程度のタイムラグが生じます。これも海外FXの少し面倒な点だと言えるかもしれません。海外FXで取引する際、出金の回数やタイミングを自身で調整する必要がありそうです。
ForexCSは、日本の国内FX業者と同じような手数料体制を整えようとしております。そのひとつとして、FX口座からの出金手数料は頂いておりません。詳しくは当社お問い合わせフォームからご連絡ください。https://forexcs.com/jp/contact
海外FXのデメリット③
海外FX業者によっては、日本語対応が完全ではない場合もある
基本的に、海外FX業者の日本語対応は、ある程度しっかりしていることがほとんどです。最近は、Webサイトのコンテンツはもちろん、サポートデスクもきちんと日本語で応対してくれるところが多くなっています。なので、「英語ができないと取引できない」などといったことは決してありません。
しかしやはり、国内FX業者に比べると、日本語対応が完全ではない海外FX業者が存在することも事実です。中には、日本語での問い合わせには基本的に対応していないというケースもあります。
もちろんその一方で、国内FX業者並みの充実した日本語サポート体制を整えている海外FX業者もありますので、言語面で不安を感じる方は、そうした業者を選んでおくと安心です。
ForexCSでは、日本語サポート体制も整っております。お問い合わせフォームをご記入の上ご連絡ください。https://forexcs.com/jp/contact
海外FXのデメリットについてのまとめ
個人トレーダーにとっては魅力的なメリットがたくさんある海外FXですが、今回ご紹介したような注意すべきデメリットもありますので、しっかりとした正確な知識を得た上で「海外FXにチャレンジするかどうか」を決めることが大切です。
ここまでご紹介してきた「海外FXの主なデメリット」をまとめると、以下のようになりますね。
- 信託保全をしていない海外FX業者も存在するため、倒産時に資金が戻ってこない可能性がある
- 海外FXでは出金時の手数料が比較的割高で、着金までのタイムラグもある
- 海外FX業者によっては、日本語対応があまり充実していない場合もある
海外FXを試してみたいと考えている方は、一度こうしたデメリットのことも考慮してみることをおすすめします。
ただ、これらのデメリットはいずれも「決定的」と言えるほどの難点ではなく、業者を選別することで回避できるものも多いです。海外FXのことが気になっている方は、ぜひきちんとした知識を身につけた上で、実際の取引にチャレンジしてみてくださいね。